今年度の内科検診から学校医の先生が従来の脊柱側湾症を診ることに加え、四肢の状態を診ることになりました。
保護者の皆様には、事前の健康調査でご協力いただきありがとうございました。
皆さんは“ロコモ”という言葉を聞いたことがありますか?
ロコモティブシンドローム、略してロコモとは、年齢とともに足腰が衰えて移動能力が低下し、進行すると寝たきりになるリスクが高い状態を意味します。
近年、スマホ・ゲームの普及や外遊びの減少などにより、子どもの体に異変が生じています。
体がかたい、バランスが悪いなど、子どもの運動器機能が低下しており、この状態が「運動器機能不全」または「子どもロコモ」と呼ばれています。
ロコモの早期発見・予防をするため、内科検診で四肢の状態を診ます。
子どもの運動器の機能を改善するポイントは
①姿勢のよさ
②肩関節と股関節のやわらかさ
③手足と指の関節のやわらかさ の3点です。
子どものうちに運動器の機能をよい状態に改善させることで、健康でケガの少ない生活を送ることができると同時に、大人のロコモも予防し、「健康な運動器」という一生の財産を得ることにもつながります。
こちらを参考に、子どもロコモへの対策をご家庭でも実践してみてください。
参考:埼玉県医師会によるパンフレット「子どもの処方箋.pdf」
受診の勧めを出しますので、気になる方は整形外科等専門医に診察を受けてください。
よろしくお願いいたします。