深中生の第43回生となる｢構え」をもって･･･　
　　　　　　　－深谷小･深谷西小･大寄小 児童見学会－
１１月１３日（火）、来年度入学してくる深谷小･深谷西小･大寄小の６年生児童たちが、深谷中見学会にやってきました。
体育館の端にランドセルとヘルメットをきちんと整えて並べ、椅子にしっかりと座り静かに見学会が始まるのを緊張の面持ちで待っています。迎えるのは、４月深中の最上級生となる現２年生です。あいさつ代わりのアトラクションとして、歓迎の気持ちを込め、校内音楽会で歌った『青葉』を２年生全員で合唱しました。２年生全員が心を込め声を合わせた歌声に、６年生児童は圧倒されたようでしたが、２年生が自分たちのために全力を傾けて歌ってくれていることが分かったのでしょう、ステージいっぱいの２年生を食い入るように見るとともに、固唾をのむように聞いていました。
　　　
アトラクションに続いて、校長のあいさつ、そして先日の生徒会役員選挙で選ばれたばかりの新生徒会長が歓迎のことばを伝えました。実は、生徒会長としての初仕事です。生徒会長のことばに続いて、新本部役員が深中の生活についてスライドを店ながら説明してくれます。６年生児童のために、忙しい中時間をつくり心を込めて準備したものです。話を聞く６年生もさすが各小学校の最上級生です。腰骨をしっかりと立てて聞く姿勢が立派でした。伝える人と受け取る人との心が通じ合うような、話し方と聴き方で、緊張感と温もりを感じる時間をお互いで創り上げていました。
　　　
その後は、部活動について各部の部長から説明をしました。ただ話すだけでなく、実演をしたり作品を見せたりして、それぞれの部がどんな活動をしてどんなことができるようになっているのかを示してくれました。聞いている児童は身を乗り出すように聞いていました。
　　　
　　　
最後に質疑応答の時間をとりました。今年は、例年になくたくさんの質問が出されました。一つ一つの質問に対して丁寧に応じてくれたのは生徒会長と副会長です。何を聞かれても､誠実に答えてしまう二人に、６年生たちも感心していました。
　　　
閉会式では、深谷小学校６年生の学年主任の先生からごあいさつをいただきました。一緒に代表の児童の感想も述べてくれました。児童の感想はとてもしっかりとしていました。学年主任の先生からは、中学生が真剣に準備をして迎えてくれたことへの感謝と立派な深中生になれるよう、小学生として学ぶべきことをしっかりと学びきって中学校に入学することを約束してくださいました。
入学する児童も、迎える生徒も、それぞれしっかりと｢構え」をもって４月を迎えられそうで、期待が膨らみました。