給食室では、安全な給食を提供するため、衛生に関する様々な検査や、管理を行っています。
その中の1つ、「簡易細菌検査」は、学期に1回行っており、
一般細菌、大腸菌群、黄色ブドウ球菌の3種類を検査します。
検査方法は、検査対象物に、3cmほどの寒天培地を軽く押し当て、菌を採取します。
そして、37℃にセットされた恒温器で24時間培養した後、菌の数を数えます。
今回は、手洗いや、アルコール消毒の効果を確認するため、
生徒の手を借りて、検査をしました。
①そのまま(手洗いなし)
②水洗い
③水洗い+アルコール消毒
④石鹸洗い+アルコール消毒
結果は・・・
(赤い部分が一般細菌です。 検査薬で、色がつきます。)
①>②>③>④の順番通りに、菌の数に違いが出ました。
手洗いの方法や、アルコール消毒の大切さがよくわかる結果ですね。
また、大腸菌群は「①そのまま(手洗いなし)」から検出されました。
黄色ブドウ球菌は、どれからも検出されませんでした。
給食当番のみなさんはもちろん、保護者の方も、
家庭での調理、特に、お弁当の調理の際は、
手洗いをしっかり行い、食中毒の予防をお願いいたします。