iPadを継続所持して学校生活を送ります
-深谷中 iPad活用旬間 5/31~6/11-深谷市で進めている
「渋沢Sprit in ふかや GIGAスクール」の取組を具体的に進めるために、深谷中学校では今週と来週を
『iPad活用旬間』として、
全生徒がiPadを朝の会から帰りの会まで継続所持し授業等で活用できるようにするとともに、
日を決めてiPadを持ち帰らせて自宅の Wi-Fi に接続できるかを確認します[その際、iPadを使った学校からの課題の出題と生徒によるその確認や生徒が取り組んだ課題をiPadを活用してオンラインで提出するなどの活動をさせます]。各教室や体育館、校庭での授業を見て回ると、どの生徒も先生も、iPadを持って授業に臨んでいました。
まずは、登校後すぐに格納ボックスに入れて充電しておいた各自のiPadとスタイラスペンを持ち出すことから、
❝with iPad❞の学校生活が始まります。
理科の授業では、
実験の様子を拡大して示すのに、先生がiPadを活用していました。
英語や道徳の授業でも、
動画や音声を含めた映像による教材提示に先生がiPadを活用していました。先生たちのiPadの活用は大変進んでいます。特に一斉指導の場面で効果的に活用している様子をよく見ることができました。
保健体育では、男子がマット運動の授業で、ビデオ録画機能を使って
自分の動作や演技を確認したり、活動をしていて
疑問に思ったことを検索[自分の演技に取り入れたい技やそのコツetc.]したりすることに活用していました。またそれを自分だけでなく他の
友達や先生とも共有し、議論する場面も見られました。ただし、場所を配慮せずiPadを広げて調べて注意を受けている場面もありました。特に運動している場面では、周囲への配慮は大切ですね!
同じ時間の女子の保健体育の授業では、校庭で走り幅跳びの学習をしていました。正面から
跳躍の様子をiPadで撮影してもらい、
直後に自分のフォームを確認していました。
自分のイメージと随分違っているようで、声をあげて驚いている生徒がずいぶんいました。善いフォームと比較してみると、どこをどう直せばよいのか気づけるかもしれませんね。 こちらは美術の授業の様子です。友達に選んでもらえるオリジナルドリンクのラベルをデザインする単元の学習です。この時間は、自分のオリジナルドリンクのコンセプトを考え、そこからデザイン[ロゴ・イラスト・全体の色調など]を考案していきます。そこでiPadのどんな機能をどう使うのか・・・
検索機能を活用している生徒が最も多かったですが、中には自分のドリンク名を様々なフォントで表してみて
イメージに合うフォントを選んでいる生徒もいました。
先生からは
「参考にしてもよいが、まねしてはだめです」という注意がありました。そのせいでしょうか、ドリンクの具体的なデザインを調べている生徒はいませんでした。
自分のデザインの素材を探していたり、色の組み合わせを試してみたり、発想を膨らませるのに活用している生徒が多かったようです。活発な学習活動が、おしゃべりもなく、真剣に進められていました。
授業へのiPadの活用は、まだまだこれから様々な可能性がありそうです。学習のねらいや活用のコンセプトをしっかりと示したうえで、ちょっとしたヒントをもとにみんなで取り組んだり一人一人が自分の状況やねらいに沿って自分の求める学びを探ってみると、どんどんいろいろなアイディアが浮かんでくるような場面もありました。
自分で考える・工夫する基礎的な学習を身に付けていれば、それをもとに主体的に学びを進めていくこともできるようになるのではないか・・・。そんな期待が膨らむ授業風景をたくさん見ることができました。