12月9日(月) 今日の献立は・・・・
ごはん 牛乳 味噌カツ 磯の香和え 吉野汁 です。
今日はいつもの醤油だれではなく味噌を使った甘いたれのカツです。味噌カツは名古屋名物でもあります。
カツのたれが味噌味なので、汁物は醤油味の吉野汁です。吉野汁は奈良県の郷土料
理です。奈良県の吉野地方では、「くず」という植物の根から「くず粉」を作っていて、これ
を「吉野くず」と言います。くず粉は水でといて熱い料理の中に入れかきまぜると、とろみ
がつきなめらかな舌ざわりになります。このくず粉を使った料理に「吉野」という名が付け
られ、吉野汁、吉野酢、吉野煮、吉野揚げなどの料理があります。100%葛の製品
は、今はほとんどなく、じゃがいもでん粉やさつまいもでん粉を混ぜたものが大
半だそうです。今は、くず粉のかわりにじゃがいもからとったでんぷんが多く使われて
います。
先週の金曜日、2-1の道徳の時間の授業を参観しました。
テーマが「食感でおいしく」。担任の先生が毎日見ている生活記録ノートに書かれていた
「○○おいしい、やばい」という言葉。このテーマを決めるきっかけになったそうです。
食べ物とその食感を擬態語や擬音語で表す日本語のすばらしさ、日本の文化を知るこ
とができた時間でした。和食が世界無形文化遺産に登録されたことにもふれ、生徒たち
も、身近な話題で楽しく学び、深く考えることができた時間だったようです。「食」と道徳が
融合したすてきな授業でした。こんな角度から「食」を見るのも楽しいですね。
生徒の感想を一つ紹介します。
「確かに最近は「うまい」で済ませている気がします。なので、日本食を伝えていくために
もプチプチやホクホクなど擬態語や擬音語を使いたいです。あと、今回の授業は楽しかっ
たです。」