特別な１年をまとめる３学期　
　　　　　　　　－Zoomを使ったオンライン始業式－
１月６日、今年は例年より２日早く３学期が始まりました。冬休み中の事故や新型コロナウイルスへの感染など緊急連絡をするための電話が１度も鳴ることなく３学期を迎えました。２学期の終業式にした｢自分や身近な人たちの大切な命を守るために不要不急の外出は慎む｣という約束を、みんなで守ってくれたのだなぁと感じました。
校門や校舎内で会う生徒たちの「おはようございますっ！」といういつもの元気なあいさつと、「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」という少し畏(かしこ)まった特別なあいさつをしてもらい、今朝は晴れがましく嬉しい、少し特別な朝となりました
しかしながら、コロナ禍の勢いは衰えるどころか却って勢いを増している状況です。こうしたことを踏まえ、３学期の始業式も体育館に深中生が一堂に会して行うことはできませんでした。今回もZoomを使ってオンライン・始業式としました。
　　
主幹教諭の先生の凛とした号令に、本部にいる生徒も教室の生徒も姿勢を正し、教頭先生の開始期の言葉で始業式が始まりました。
　　
続いて、各学年の代表の生徒による｢３学期への抱負｣が述べられました。１年生の代表からは｢２年生＝先輩になる準備をする３学期にする｣、２年生の代表からは｢ここまで創り上げてきた２学年のまとめをし、深中のリーダーとしての自覚を確かにする｣、３年生の代表からは｢進路決定に向けて勝負の３学期を青学年一丸となって頑張るとともに、最上級生としての責任を果たし卒業を惜しまれる学年になる｣ことが、しっかりとした言葉と態度で述べられました。
　　
校長からの始業式の言葉では、｢今年の干支『辛丑(かのと･うし)』の年は変化が生まれる状態にある年で新しいことにチャレンジするのに適した年である。コロナ禍など大変なことがあってもどうすればよいかを主体的に考え判断し、挑戦という行動に結び付けてほしい｣という話をした上で、３学期の重点を｢身に付けた力を活用し、自ら考え･判断し行動することで、伸びを確認する｣とすることを伝えました。
　　
最後に生徒指導主任の先生から、なかなか全校生徒が集まれないので、３学期の開始に当たり、みんなで守る学校生活のルールを確認しました。状況に合わせて行動や服装を整えられることは、社会生活の中でも必要な資質です。
さて、この形式での集会も回を重ねるごとに、マイクを使ったりパソコンのカメラの位置を話す人にわかるようにするなどして、音声はクリアーに表情も豊かに各教室に届けられるようになりました。また、映像を双方向で見えるようにすることで各教室の様子を確認しながら、話したり進行したりできるようになりました。慣れるということは、スムーズに進むだけでなく、よりよくしたいという気持ちと工夫をもたらしてくれます。３学期のスタートにふさわしい時間となったと感じました。