皆の前で 堂々と自らの夢を語る 
ー2年生の『志高の会』を開催しましたー1月26日、第5・6校時を使って、2年生の『志高の会』を開きました。
かつて日本では、数え年で15歳[満14歳]の頃に、❝
元服❞という今でいう❝成人式❞を迎えていました。栄一翁が幼い頃から読み親しんでいた
『論語』に
「吾[
われ]
十有五[
じゅうゆうご]
にして学に志す(私は15歳のときに学問の道を志した)」とあることから、15歳のことを❝
志学❞と言っていた時代もありました。
深谷中学校では、学校教育目標に掲げる❝
志高く❞を踏まえて
数え年の15歳を迎える中学2年生に、多くの人たちの前で自分の夢や目標を自分の言葉で語る場を設けています。改まった場の中で多くの人たちを前に話すことは、緊張しできるなら避けて通りたいと感じる生徒も多いはずです。特に日本人はこうした Public-Speaking を苦手と言われています。しかし、グローバル化が一層進むこれからの世の中を生きていく今の中学生にはぜひとも身に付けてほしい力です。
2年生は12月から❝志高式❞への取組を始め、自分を見つめ、今の自分の夢や目標を考え、分かりやすく簡潔な文章にまとめ、自分の想いを聴く人たちに伝える話し方を練習してきました。困難を自らの力で乗り越え、今日の❝志高式❞を迎えました。



❝志高の会❞という特別な場に臨む生徒も先生も、いつも以上にしっかりと身だしなみを整え、背筋を伸ばし、しっかりと語り真剣に聴いていました。話す人と聴く人の真剣さの相乗効果で、凛とした緊張感が教室に満ちていました。

6・7、8・9組も、素晴らしい志高の会を開いていました。2年生は全員が志高の言葉を堂々と述べました。上手く話せるか不安で体調を崩してしまう2年生もいたそうですが、そうしたことを乗り越え、見事に語り切ることができました。司会進行やはじめの言葉・終わりの言葉を1年生が、感想発表を3年生が担当して、会全体を生徒たちの力で運営していました。


難しいことや大変なことから逃げず、自分たちの力で乗り越えることを通して、成長も自信も生まれるのだと、今日の2年生の言葉、そして眼差しや姿勢から実感しました。
また、ウイダーインゼリーのCMの❝大丈夫。その緊張は、本気の証だ!❞という言葉を思い出しました。大人への階段をまた1段、力強く上りましたね!