おかえりなさい　赤学年　
　　　－先輩となった意識がうかがえた登校日－
昨日の３年生に続き、今日は２年生の登校日でした。やはり『３密』を防ぐために、前後半の２グループに分かれての分散登校です。
　　　
いつもよりは少し感覚をとることを意識しながらも、友達と一緒に登校することを楽しんでいることが、マスクで口元を隠されていても伝わってきます。
「おはよう！」と声をかけているうちに、つい「おかえりなさい！」と言ってしまいました。
　　　
２年生となった赤学年の生徒たちと、６･７･８組の生徒たちを、学年や担任の先生方からのメッセージが迎えてくれていました。
　　　
当たり前のように踵を揃えて入れられた靴がきれいに並ぶ昇降口の光景、目標と見通しをもって過ごすための日程等が書かれたホワイトボード、自主学習ノートを積み上げることで努力と意欲を見えるようにする棚とグラフ･･･、号令にそろえて起立した姿勢のよさ。みんなみんな、赤学年には当たり前の深谷中学校の日常の再出発です。しかも、まだ一緒に登校も活動もしていない緑学年の１年生から『先輩』と呼ばれる日々のスタートです。
　　　
ちょっと違うのは、教室にいるのがクラスの半分で、両隣と前後の席が空いていること。そして、検温してこないとおでこを出して体温を測っていただかなければならないこと
　　　
でも、もっと変わったのは、配布物を一人一人の席に配るなど自分のできることに進んで取り組む態度、後半のグループの人の配布物をきれいに揃えてあげる優しい配慮、提出した課題に赤ペンで書かれた担任の先生からの言葉の意味をかみしめる豊かな感受性･･･など、背丈が伸びたこと以上の成長が垣間見られました。
　　　
新しい担任の先生のお話を背筋を伸ばしてしっかり聴いている姿を、４つのクラス全てで見ることができました。深中に登校し、それぞれの中に芽生えさせていた『自治力』を思い出しているように感じ、頼もしかったです。
　　 ６･７･８組の登校する姿も、
踵を揃えた靴の入れ方も、先生方のお話を聴く教室での態度も立派でした。「がんばるぞ！」という意欲が感じられてとても嬉しかったです。
当たり前の日常の中では気づけなかったり見失ったりしがちな当たり前のすばらしさを、深中の当り前から少し離れてみて改めて感じられた登校日でした。