京都最古の禅寺・建仁寺 その両足院で座禅体験 
-3年生 修学旅行5-奈良でのグループ別活動で、責任を果たし信頼を深め、「自立への道」を着実に善進した緑の3年生は、ホテルで美味しい夕食を各部屋でいただき、活動のエネルギーを十分に補充しました。そして、京都で最も古い禅寺である建仁寺に、みんなで向かいました。京都の繁華街や地下道を、全員で歩いて建仁寺に向かいました。座禅体験への出発式では、「歩きながら、一人ひとりが自分の構えをつくっていきましょう!鴨川を過ぎたらしゃべらず、個人でも全体でも座禅への構えをもって会場に入りましょう!」という言葉が実行委員からありました。


140名を超える集団がまとまって歩いていけば、道いっぱいに広がりがちです。しかし、同じ道を歩く他の方への配慮が、少しでもつめて他の方が通るスペースを作る行為となっていました。座禅に臨む「構え」が作られていることが目にも見える移動でした。

夕暮れ時を迎えた建仁寺は、幽玄というような深い静けさに包まれていました。確かな「構え」をもって境内を進む深谷中の最上級生の耳には、喧騒の中では聴くことのできない、風が万緑の木々の枝葉を揺らす音がしっかりと届いていました。

枯山水の庭を臨む座禅体験の会場には、その環境がもたらす緊張感とともに緑の3年生のしっかりとした構えがつくる凛とした雰囲気で、特別な空間になっているように感じました。お坊様から、姿勢と呼吸の大切さとそのコツを教えていただき、拍子木の音で座禅が始まりました。


風に揺れる木の葉の音、鳥のさえずり、お坊様の足が畳をこする音・・・、そうしたかすかな音がしっかりと聞こえるような静寂の中で、一人ひとりが自分自身と向き合い自分自身を見つめなおしていたように見えました。長かったような短かったような不思議な20分間でした。
座禅の後にお坊様が教えてくださった「
お・
い・
あ・
く・
ま」の5文字で始まる5つの教え(
おこるな・
いばるな・
あせるな・
くさるな・
まけるな)と、
姿勢と呼吸の大切さを、これからにも活かしてくれることを期待しています。