万が一にも備えて･･･　
　　　　ー応急手当［心肺蘇生法］教職員研修ー
６月22日、期末テスト前の部活動休止期間となっている放課後の時間を使って、応急手当［心肺蘇生法］の教職員講習会を行いました。確実にできるようにしておく必要がある知識と技能なので、毎年実施しています。ただし今年度は、未だにコロナ禍が完全には収束していない状況を踏まえ、保健体育の先生と各学年等から経験の浅い先生を中心に選び密にならないようにして実施しました。
講師には、大変お忙しい中、深谷消防署の高度救助隊のみなさんに来ていただきました。
　　
今年の訓練では、コロナ禍での感染防止も踏まえた心肺蘇生を教えていただきました。具体的に見せていただいた心肺蘇生とＡＥＤの使い方を３つのグループに分かれて練習しました。
　　
　　
　　
一通り研修が終わり、最後は実際に学校で起きた場合を想定して行いました。
音楽室に倒れている生徒がいる設定です。119番通報をする職員とAEDを取りに行く職員。
119番通報する教員は、電話のところまで行き、職員室に表示してある「事故災害時の救急連絡体制」を確認し119番通報を練習。そして現場へ戻ります。
 　 
AEDを持ってくる担当は、事務室前に設置してあるAEDを取りに行きます。ＡＥＤを取り出すとブザーが鳴るので、事務室の職員に事故の発生を伝えてＡＥＤを取り出して音楽室に運びます。
　　
時間との勝負です。現場では、AEDが届くまで、職員が交代して胸骨圧迫をしています。
　　
119番通報してから救急車が到着するまで平均８分程度だそうです。一人で心肺蘇生を８分間続けることは難しいので、交代しながら継続します。
　　
実際に深谷中学校に設置されているＡＥＤで改めて操作の確認もできました。
最後に高度救助隊の方から、本日の訓練についてご指導をいただきました。
深谷消防署の高度救助隊の消防車には「ＰＲＩＤＥ　Ⅲ」という文字がペイントされています。３つのＰＲＩＤＥとは『仕事』『仲間』『家族』に誇りを持つということだそうです。私たちのＰＲＩＤＥについても、見つめ直した研修でした。