深中生としての『構え』をつくる　
　　－ほんの一瞬、自分を見つめ、次のことに臨む『構え』をつくる－
令和３年度が始まって2週間が経とうとしています。
「ほんの２週間」「たった２週間」とも思いがちですが、そんなことはありません。深中生たちの姿を見ていると、この２週間での大きな、そして確かな成長を感じます。

昨日の任命式では、各クラスの学級委員に任命証を渡しました。オンラインで全校の生徒と先生が見つめる中で、学級委員に任命された自覚と責任とを意識しこれからへの意欲を喚起してもらう大切な時間でした。しかし、その前にもとても大切な取組がありました。それは、全校生徒が集まる集会を始める前に行ってきた「生徒会長によるなげかけ」「生活委員長による態度や身だしなみの指導」「体育委員長による整列･退場の指示」です。深中伝統の『生徒主体で運営する自治的な全校集会』とするための取組です。
　　　
コロナ禍のためできなかったこの『生徒主体で運営する自治的な全校集会』とするための取組を、１年２ヶ月ぶりに復活させました。１年生はもちろん、２年生も初めて経験する取組でした。全校の様子を一目で見渡すことはできませんでしたが、オンラインで繋がった各教室の様子をモニターで確認し、深中伝統の『構え』が今の深中生にも継承されていることを感じることができ、本当に嬉しかったです。
　　
しかし、まだ全校生徒が一堂に集まって集会を開くことはできませんし、昨日の『構え』もまだまだ磨いていかなければならないと思いました。深中が大切にしてきた❝自治❞や❝自律・自立❞の力、そして学校文化を再び開花させるために今❝挑む❞べきは、日常生活の中で一人一人が『構え』をつくる経験を積み重ねることです。言われてできることに満足せず、自分で考え・判断して行動に移せる力を身に付けるために、日常生活の中で『小さな構え』を一人一人が意識して積み上げていきましょう！
　　
まずは、❝脱いだ靴の踵を揃えて靴箱に入れること❞と❝朝読書に無言で取り組むこと❞を徹底しましょう！「自分ができること」、それができたら「みんなができるクラス･学年･学校をつくること」につなげていきましょう！