猛暑日の2学期始業式 
-久しぶりに生徒の声と笑顔が戻ってきました-8月27日(金)、朝から30℃に迫ろうとする暑さの中、3つの学年の生徒たちが元気に登校してきました。デルタ株が主流になっているらしい新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっている中で、部活動もずっと自粛していたので、生徒たちの声や笑顔が久しぶりに戻ってきて、学校らしい雰囲気になりました。
登校してまずすることは、教室に入る前の手洗いと消毒です。❝新しい生活習慣❞を確認しつつ久しぶりの教室に入っていきました。
密を避けながら、マスク越しではありますが友達との楽しいおしゃべりに花が咲いているようでした。担任の先生が健康観察カードを生徒の様子を確認しながら集めて朝の会を始めます。各クラスでのこうした学校の日常を展開した後、今日は始業式をZoomを利用したリモートで実施しました。

第2音楽室を本部にして、各教室とZoomでつないで2学期の始業式が始まりました。主幹教諭の司会で、教頭先生から開式の言葉に続いて、本来なら元気に校歌斉唱となるところですが、今の状況を考え音楽主任のピアノ伴奏を聞きながら声を出さずに校歌を歌います。あぁ、早く生徒たちと思い切り深中の校歌を歌いたいなぁ。1年生はちゃんと歌えるようになっているのかな・・・ちょっと不安にもなります。


ここで各学年の代表による「2学期の抱負」が述べられました。
1年生代表からは、学習と2学期の行事へのドキドキするような想いが述べられました。「一人じゃない、みんながいるから大丈夫」という学年の合言葉に心がほっこりしました。
2年生の代表からは、ちょうど中学校での3年間の折り返しの時期となることを意識し、2年生の2学期をしっかりと過ごしていく決意が述べられました。3年生から引き継ぐ深中のリーダーとしての責任を失敗を恐れずに行動することで果たしていくという言葉に頼もしさを感じました。
3年生の代表からは、自分に任された夏休みという長い時間を振り返り、その成果と課題をしっかりと踏まえ、これから始まる2学期をより充実させていく決意が述べられました。受験生としての自覚とともに、部活動等は引退しても深中の最上級生としての進歩を止めないという言葉に最上級生としての矜持を感じました。

校長の私からは、厳しいコロナ禍の中でも、
「今できることに本気・全力で挑む」ことを2学期の重点として取り組み、充実した2学期にしてほしいことを、オリンピックとパラリンピックの選手を例にして話しました。

特に、
❝失われたものを数えるな、残されたものを最大限に活かせ❞というパラリンピックの父と呼ばれるグッドマン博士の言葉を引用しました。深谷市出身の3名のパラリンピアン、中学生のメダリストやパラリンピック開会式での演技で世界を魅了した車いすの中学生、オリンピックの優勝記録を上回ることも期待されるパラリンピアンを例に、
どうせ無理とあきらめず、
自分にある・残されたものを最大限に活かす工夫や努力を楽しみながら積み重ね、不可能と思われるようなことを可能にする❝挑む❞姿勢をもって2学期を過ごしてほしいとなげかけました。

最後に養護教諭から、昨今のコロナ禍の厳しさを踏まえた、新しい『深中版 新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン』について説明しました。生徒たちは各教室で、メモを取りながらしっかりと聴いていました。
さぁ、新しい学期のスタートです。どんな2学期にするかは、深中生一人一人の
❝挑む❞気持ちと姿勢にかかっています
