一足先に･･･３年生期末テスト　
教室や廊下の窓から見える景色や木々の葉の色から、季節は秋から冬へと変わろうとしていることがわかります。
南校舎２階にある小会議室の窓からは、職員玄関前の楓が美しく紅葉している様子が見えます。その窓ガラスに何かの模様のようなものがついています。近づいてみると、鳥が透明の窓ガラスに激突した跡です。窓の外に鳥の姿はなかったので、痛みとよく前を見ないで飛んでいたことの後悔を抱えて飛び去って行ったのでしょうね。先ばかりを見ていないで、目の前のこともしっかりと見ないといけないということを教えてくれているようです。
　　
11月24日（火）から26日（水）まで、３年生は２学期の期末テストに取り組んでいます。今学期の３年生の期末テストが２年生・１年生より10日も早く実施されるのは、高校入試に当たり高校に提出する成績の資料を他の学年よりも早く作成しなければならないからです。入学試験は当日のテストの得点だけでなく、中学校での成績と合わせて合否が判定されます。高校入試も少し先の試験当日のことばかり考えているのではなく、今学校で勉強していることをしっかりと身に付けていくことがとても大切です。深中の最上級生は、きっと小会議室に激突の跡を残した鳥のようにならないはずです。
　　
学年のホワイトボードに記された激励言葉、生徒たちの体調を気遣って設置された加湿器･･･、そうした先生たちからの熱く優しい想いに応えるべく、問題に真剣に取り組む３年生の姿を北校舎２階の各教室で目にすることができました。
　　
　　
どの生徒もピンと背筋を伸ばし、凛とした姿勢で問題用紙と解答用紙に向かっています。そして、各教室には静謐な緊張感が満ちているようでした。一人一人の真剣な表情を見ていると、「慌てず、落ち着いて、頑張れ！」と心の中でエールを送らずにはいられませんでした。
きっといつか今日の日も、意味を持って、ほら耳をすませば、星の見えない日々を超えるたびに、互い照らす　その意味を知るのでしょう。愛する人よ、親愛なる友よ、遠くまで響くはエール