群馬県代表藪塚本町中と対戦　
　－関東大会 １回戦 ＠北区立十条富士見中－
８月８日（日）、東京オリンピックの最終日に男子バレー部の関東大会が始まりました。台風９号が近づき荒れ模様の天気でしたが、体育館の中での競技なので予定どおりに行われました。
深中男子バレー部の１回戦の会場は、北区十条富士見中学校です。近くには、渋沢栄一翁が住み、今は渋沢栄一記念館になっている飛鳥山公園があります。栄一翁が深中男子バレー部に力を与えてくれるのではないかと思います
　　
第１セットは、深中サイドアタッカーのアタックで幸先よく先取点。しかし、その後から点を取りつ取られつの試合展開となりました。
　　
　　
　　
　　
最初のウオータータイムを13対10とリードして迎え、15対10とリードを広げたところで相手がタイムアウトを取った後から流れが変わってきました。エースアタッカーにいつもの切れがなく決めきれず、相手に20対20と同点に追いつかれ、その後も競り合いましたが、23対25でセットを奪われてしまいました。関東大会出場決定トーナメントに入ってからセットを落とさず勝ち上がってきた深中ですが、ここで久しぶりにセットを失ってしまいました。
この悪い流れを断ち切ることができるでしょうか？セット間の顧問の先生からの言葉をしっかりと受け止め、第２セットに入ってからはお互いに声を掛け合い、自分たちで流れをつくることをみんなで意識しているようでした。
　　
第２セットは常にリードをする展開でしたが、10点を過ぎても２点以上の差をつけることができません。ここで、ミドルブロッカーのクイックを織り交ぜ相手ブロッカーを分散するトス回しをするなど、セッターが工夫をして幅広い攻撃を仕掛けて16対12と点差を広げると、そのまま25対16で第２セットを奪い返しました。
　　
　　
第３セットは、第２セットの良い流れを保ち13対５としたところで相手がタイムアウトを取り、流れを変えようとしてきました。すると一気に21対15と差を詰められました。ここで今度は深中がタイムアウトを取り、流れを取り戻しにかかります。ベンチワークが冴え再び深中が流れを戻し24対19とマッチポイント！ そのまま最後の1点を取り切り、関東大会での初勝利を手にしました。
　　
　　
　　
　　
　　
　　
さすがに関東大会。楽に勝たせてもらえませんでした。しかし、深中男子バレー部は、不調の選手がいてもみんなでカバーし合って勝利を手にするという貴重な経験を積むことができました。苦労をした試合でしたが、苦しみながらもチームとしての総合力が上がってきたことを実感できた試合でもありました。
明日８月９日は２回戦が、巣鴨中・高等学校を会場にして行われます。相手は強豪ぞろいの東京代表の浅草中です。強い相手だからこそ、一人一人の全力と、チームとしての総合力を発揮して“挑む”姿勢で試合に臨んでほしいと思っています。