歴史を学びに、ほな奈良から行こか
　　－修学旅行３　グリーンパワーで楽しめ！学べ！助け合え！－

春日大社の駐車場に到着！　体調不良者なし!!　雨もなし!!!
トイレを済ませて、バスの中でそれぞれ自宅から持参した昼食をとりました。もちろん黙食です。ちょっと寂しいですが、修学旅行全体を楽しむためにここは我慢です。
　　
京都から奈良への移動が計画よりも短時間でできたので、30分前倒しで活動を始めて班別学習の時間を増やしました。
　　　　
春日大社の駐車場から奈良公園内を徒歩で移動して、まず東大寺の南大門前で美術部が作成してくれた横断幕を持ってクラス別写真を撮影。その後はクラスごとにバスガイドさんについて南大門、大仏殿と移動し、説明を聴きました。南大門も仁王像も大仏殿も、そして大仏さんも･･･とにかくその大きさに圧倒されました。
　　　
コロナ禍のため、まさかの ↑ 柱くぐりできず　密を避けるためということですが、楽しみにしていた生徒も多かったようなので残念でした。大仏殿から先はいよいよ班別学習です。南大門から少し上がったところにある二月堂。そこからは高い建物がない奈良の街を一望できます。ここまで足をのばした生徒たちは思わずにっこり
　　　
奈良と言ったら鹿ですね。東大寺の見学を終えて南大門を出ると、鹿たちが何か･･･そう鹿せんべいを求めて近づいてきます。奈良あるある！。奈良の鹿は天然記念物です。（参考：３年廊下掲示より）
  　
鹿とのふれあいを終えると、お土産やさんに入って、奈良のお土産を探したり、早速抹茶ソフトを味わったり、せんとくんに大はしゃぎしたり･･･。奈良のいろいろな味わい方を体験していました。
そんな楽しい班別学習を終えると、奈良県庁の所に新設されたバスターミナルに集合し、再びバスで京都へ
今年は、奈良から京都へバスで移動となったため、宿に入る前に座禅体験をすることになりました。まだ明るい中、三条大橋の近くでバスを降りた生徒たちは、鴨川沿いを少し南に歩いた後、東に折れて京都で最も古い禅寺である建仁寺に入りました。広大な敷地の中にはいろいろな建物がありますが、その中の一つで座禅体験をさせていただきました。
　

梔子(くちなし)の花と青紅葉が美しいお庭を望む部屋で、座禅体験が始まりました。
最初に座禅の仕方について教えていただきました。正式な座り方ではなく半跏でもよいそうです。深谷小学校･深谷西小学校･大寄小学校でも意識してきた『腰骨を伸ばす』ことの大切さも改めて教えていただきました。呼吸法についてはリラックスする呼吸法と集中する呼吸法を教えていただきました。学習するときにもかつようできそうですね。
　　　　
座禅の本来的な意義は、「自分自身のこころを静かに見つめ直すこと」にあるそうです。15歳のこころと向き合い中…（　＾ω＾）。みんなで創った静寂の中では、騒々しさの中では気づけない音に気づきます。そして、普段は気づけないことに気づくことができるような気がします。
座禅をした後は、お釈迦様が悟りを開いた『苦しみから救われる生き方』について、そのほんの一部を教えていただきました･･･全部で84,000もあるそうなので･･･。それは、｢失ってみて初めて気づく大切なものに､失う前に気づくこと｣だそうです。簡単なようで難しいことですよね。そのためのコツは｢今を大切に生きる｣こと｢大変なことや面倒くさいこと、わかりきっていることを避けずに取り組むこと｣だそうです。
座禅体験を終え、生徒も先生たちも退出した後、教えていただいたお坊さんにお礼を言いに行ったら、｢よい生徒さんたちですね。聴き方がとてもしっかりしていました。｣という言葉をいただきました。お世辞ではないように感じました。それは3年生について普段私も感じていたことだったからです。素直に嬉しかったです。

座禅体験を終えると、少し暗くなり始めていました。来たときより落ち着いているような気がしました。歩いている人に道を空けたり、止まってくれた車の運転手さんに会釈をしたり･･･これまで恥ずかしがって隠してしまいがちだった自分の善さを行動に移すことへの躊躇いがなくなったように感じました。
　　　　
条河原町付近でバスを降り、バスは通れない細い道を500ｍほど歩いて、今年のお宿である「こうろ」に到着です。ホッとひと息･･･お風呂と夕食が楽しみですね。
しかし･･･。中学校での宿泊学習が初めての生徒たちはまだ知らない、宿が一番忙しいということを（汗）･･･。